「3,5,10年後のビジョンは?」どのようにして答える?
[2022.05.18]「3年後はどうなっていたいですか?何をやりたいですか?」
「5年後はどうやっていたいですか?何をやりたいですか?」
「10年後はどうなっていたいですか?何をやりたいですか?」
面接で、よく訊かれるビジョンについての質問。
今やりたいことも正直なところよくわからない…仕事をしていない中で想像して考えて言葉にすることって難しいですよね。
今回は、答える際にヒントとなる考え方をお伝えします。
【ビジョンを質問する目的】
まず、ビジョンについて質問する企業側の目的を考えてみましょう。
学生と企業のミスマッチを防ぐためだといえます。
面接の目的は、企業と学生のミスマッチを防ぐということが最低ラインの位置づけだと思います。お互いに合わなかったとなると、せっかく採用した人が辞めてしまう可能性が高くなってしまい、お互いの損失です。
そのため面接の全ての質問において、
・自分自身のやりたいこと・性格など
・企業のやっている事業・これから行うことなど
この2つのマッチングする範囲が広ければ広いほど、採用後も良い影響を与えあえる可能性が高いということです。
よって、将来のビジョンを訊くことで、
✓やりたいこと、興味を持っていることが実現できそうか
✓応募する企業のことを理解しているか、仕事の内容を理解しているのか
ということを、より深く見極めることができます。
よって、自分自身のこと・企業のことをより深く考え、調べる必要があります。
【答え方】
将来のビジョンとは、仕事のビジョンであることが大前提です。もちろんプライベートで達成したいことも重要ですが、面接の場では企業で活躍してくれそうな人材を探しています。
よって、仕事において
✓なぜそのような姿になっていたいのか?
✓その企業だからこそ実現できると思った根拠は?
✓どうやってその目標を達成しようと思うか?
この3点について、伝えることができるとベストです。
この3点から考えることによって、自分自身のこと・企業のことをより深く考え、調べる切り口のヒントになります。
しかし、このように具体的な根拠をもって将来について考えることは難しいですよね。
そのような時は、下記の2つの方法を試してみてください。
①3年目・5年目・10年目の先輩にどんな仕事をしているかや、今までの仕事内容・キャリアの積み方を聞いてみること
実際に働いている方の経験談なので、自分自身に置き換えてイメージがしやすいです。話を聞く機会としては、企業説明会などの終わりに採用担当者の方に先輩に話を聞かせてほしいとお願いしたり、説明会で先輩に話を聞く時間に今までのキャリアの積み方について聞いてみたりできると思います。
実際の話を聞く事で、企業を深く知ることにも繋がります。また、自分自身のやりたいことが実現可能かどうかという部分も知ることができます。
②企業の中長期的な計画を聞くこと
企業のこれからの事業内容なので、自分自身のやりたいことに繋がります。企業の行う事業は、すぐ決めてすぐ実行されるものは少ないのではないでしょうか。前々から構想し準備し、実現していることが多いのではないでしょうか。中長期的な計画を理解することで、やりたいことが実現できるという根拠に繋がります。
【まとめ】
企業をより深く、自分自身をより深く知るという観点で考えていきましょう。