採用担当者にきく|面接の時、どこを見ている?
[2022.01.28]面接において
✓どういう人材を求めているか?
✓どういうことを伝えるべきか?
といったことを考えると思います。北陸の採用担当者の方にインタビューをし、
採用担当者の方が面接の時にどこを見ているかを探ってきました。
✓エピソードに自信がもてない
✓やりたいことが分からない
ことで悩んでいる人も必見です。
では、採用担当者の方のお話を聞いていきましょう。
【面接では学生のどこを重視してみていますか?】
会社さんによってもちろん違いますが、私の会社で最低限のラインとして見ているポイントとしては、チームに悪影響を与えない人物かどうかということです。チャレンジをしない、つまり変化をしたくない、新しいことを好まない人ですね。また、その感情を周りに言葉で伝える人です。
そのことは、「挫折した経験、失敗した経験は何ですか?」を聞くことで分かります。「なぜうまくいかなかったんですか?」という質問をし、他人のせいなどにすると、その人がチャレンジする姿や変化している姿をイメージするのは難しそうですよね。
また、評価するポイントとしては、行動力があることです。例えば、「強みは何ですか?」と聞きます。その次に、「その強みをもっと伸ばす方法は何ですか?」「今、それをやっていますか?」と聞いてみます。その質問の中で、いいことを行動にうつせているかどうかを見ています。常に向上心をもって、行動にうつしている人と一緒に働きたいですね。
——–話す内容が薄くて不安です…
大切なのは総合力です。一芸をもっていなくても、会社という組織の中なので、総合力を鍛えることができるかどうかが重要です。弱い部分を少しずつ改善できるかというスキルが大切です。
【面接を受ける時に気を付けたらいいポイントありますか?】
いいところしか魅せられないと思い込んでいるところがある学生さんが多いかもしれません。弱みを見せることができないのではなく、苦手なこともちゃんと面接でいったほうがいいと思います。
また、考え方として、受けた会社を全部受かろうと考えるのはよくないです。受かることがゴールになっているからです。就職活動は、その会社で活躍することが本当のゴールですよね。自分を全てさらけ出してほしいです。
——–自分を全てさらけ出すって難しくないですか?
例えば、「志望動機は、地域に貢献したいからです。」そういうのを止めませんか?もちろん本当にそう考えている人もいるとは思います。
想いをちゃんと伝えられるようにしてほしいです。そもそも会社って選ぶときはどのような基準で選んでいますか?「親に言われたから。」「なんかホワイトそう。」「名前を聞いたことある。」なんとなく〇〇そうだからではなく、その会社でちゃんと何がしたいかを考えてほしいです。さらに、3年後・5年後、何がしたいかを聞きたいです。
——–何がしたいかがよく分かりません…
何がしたいかということは、社会に出たら正解はありません。今まで学生時代に取り組んできたこと=教科書には正解があります。合っていることが正解です。しかし、社会では、分からないということが普通。面接では、細部まで表現しなくていいと思っているんです。それこそ、なんとなくの表現で大丈夫です。
また、向いてるか向いてないかという部分で悩む人も多く見てきました。正直、向いている向いていないはやってみないと分かりません。自分自身で解決しようとしても解決できないことを考えている時間がもったいないと思います。そもそも、自分には向いてないからその仕事を選択しないことっていうのも思い込みかもしれません。
本当にやりたければ、向上心をもち、成長へとつながり、成果が出て、結果この仕事に向いている、というサイクルができるのではないでしょうか。
ぜひ、面接では自分自身が3年後、5年後どうなっていたらワクワクするか、その夢を語ってほしいです。
【おわりに】
面接では、どういうことを伝えるべきか?のヒントがあったのではないでしょうか。ぜひ、内容を考える参考にしてください。