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公務員と民間企業の違いって?両方で働いた経験のある人に聞いてみた

[2022.01.18]
マドゴシ_公務員と民間企業

なんとなく公務員も将来の選択肢として考えている人、必見。

公務員(県職員)と民間企業の両方で働いた経験をもつ社会人(公務員→民間企業)に実際のところを聞いてきました。

「明確な理由はないけど、公務員を目指そう、公務員という選択肢を失いたくない」という気持ちで、今後の進路に迷っている人のヒントになるかもしれません。

【公務員って実際どんな仕事ですか?】

◆事業内容について

多種多様な部署で、観光、福祉、市民窓口などに関わる業務を経験しました。公務員は3年くらいで部署が変わるので、全てのことを平均しておこなえる事務処理能力を身に付けることができます。究極のジェネラリストです。もちろん、事務処理(例えば、書類をつくる、法律を勉強するなど)だけではなく、イベントを開催し、運営することも業務内容です。

業務の目標としては、全ての人に平等に利益を与えることです。そのため、良くも悪くも全ての人が納得できるやり方を追及しています。チャレンジをしよう、新しいことをしようというよりも、失敗をしないためにするという考えのほうが大きくなってしまいます。なので、例年通り取り組む内容が多いです。

◆やりがいについて

信用を得られやすいので、適正に権限を用い、普段関われないこと(例えば、特殊な調査など)に取り組めたりもします。また、地域の人に受け入れてもらいやすかったりもします。組織としても大きいので、多様な仕事をやっていく中で自分に向いていることを見つけることもできるかもしれません。

【公務員から民間企業へ転職した理由は何ですか?】

キャリアアップの限界を感じたからです。去年と同じ枠組みで、同じように取り組む環境の中で、何かにチャレンジしたいという気持ちが大きくなりました。業務の中で、プロフェッショナルな人と関わると、自分も同じように専門的な知識を身に付けたいと感じるようになったこともきっかけです。

【なんとなく公務員と考えてしまうのはなぜだと思いますか?】

やはり、給料、社会保障の面で平均的、大手企業よりも少ないですが、中小企業よりも多いです。また、給料安定、定時で帰ることができるというイメージがあるのではないでしょうか。やりたいことがない人が将来のことを考えるポジションとして公務員が存在しているような気がしています。

実際は、土日出勤もあったりしますし、残業もあります。また、公務員になるためには、公務員試験に合格しなければいけません。公務員試験に向けて頑張っている、その道に合格すれば正解という感じがして、その先の自分自身の働く姿まで考えられていない人もいるのではないでしょうか。公務員試験に合格することが目的になっている人が多いかもしれません。どんな風に成長したいかやどんなことをやりたいかまで考えて公務員を選べるといいですね。

【まとめ】

公務員で働くイメージが少し具体的にできたのではないでしょうか。今回お話をお伺いしたのは、県職員の経験です。ほかにもたくさんの種類があります。また、いろいろな人からお話を聞いてみても、働き始めてからのギャップは民間企業にも公務員にも存在します。そのことを踏まえて、就職活動の期間中に、少しでも自分の働いている姿をイメージできるといいなと思います。

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