グループディスカッションとは? ポイント・流れを解説
[2022.04.11]「グループディスカッション」
履歴書を送った後、1次面接がグループディスカッションという企業を受ける人も多いのではないでしょうか。
しかし、グループディスカッションは練習が難しいですよね。今回は、グループディスカッション当日、どんな風に進められていくのかイメージできるようにお伝えします。最後に、石川県で練習できる場所もお伝えします。
【グループディスカッションとは?】
グループディスカッションは、4~8人ほどでグループをつくりお題に沿って話し合いをします。グループで結論を出して、発表するという流れの企業が多いかもしれません。
では、グループディスカッションでは何を見られているのでしょうか。
話し合いの中で他者とどういう関わり合いをしているかというところをみています。1対1の面接では、他者とどう関わるかを見定めるのは難しいです。しかし、仕事は様々な年齢・背景など多様な人との関わり合いの中で進めていくものです。仕事の中でどういうポジションが得意でどう進めていくのか、何か問題が起きたとき、どのように行動する人物かなどといったところをみています。
【グループディスカッションの一通りの流れ】
グループディスカッションの流れを簡単にお伝えします。
①〜④のポイントを確認していきます。
①はじめに
・グループは、事前に決められていることが多いです。4~8人のグループで話し合うことが多いです。
・役割は、司会・書記・タイムキーパーがメインです。
②共通認識を持つ
・一番、大切な時間です。例えば「金沢市の観光客を2倍にする方法」というお題が与えられたとします。観光客は、どういう人たちなのか?(日本人?外国人?)現状はどのくらいの人数がきているのか?といった前提です。いろいろな方向から考えることができます。しかし、時間は短いため、全員で共通認識を持つことが必要です。
また、意味の定まっていない用語も出てきます。例えば、「将来伸びる業界はどこ?」というお題が与えられたとします。「将来」「伸びる」という用語の認識が人によってバラバラだと思います。その際は、言葉の定義に関しても共通の定義を持つことが大事です。
③議論する
・収束させるという部分が重要です。どういう結論に持っていくのかを判断するため、分かりやすくアイデアをまとめる必要があります。
④発表する
・話し合った根拠を持って結論を伝えます。
【グループディスカッションで見ているポイント】
グループディスカッションとは?のところで他者との関わり合いを見る目的でおこなっていることをお伝えしました。
では、どういうところを見ているのか詳しくお伝えします。
いろいろな尺度があると思いますが、今回は3つのポイントをお伝えします。
◎グループへの貢献度
仕事は主にグループで進めていくものです。グループではそれぞれの役割があり、いかに成果を出すために貢献できるかが重要です。
そのため、役割を与えられた人はそれぞれの役割をきちんとこなすことが第一に求められます。役割がなかった人は、役割を与えられた人のサポート、発言をたくさんする、みんなの意見を整理してみる、その時のグループに必要だなと思うことができたらいいのではと思います。つまり、どれだけグループに貢献できているのか?というところをみています。
◎問題が発生した時
実際に仕事をするということに置き換えてみると分かりやすいかもしれません。スムーズに仕事が進む場合は何の問題はありません。しかし、問題は起こります。それをどう対処するか、どう同じ失敗を繰り返さないかが仕事を問題なく進むようにする近道だと思います。そのため、問題が発生した場合どう行動するかというところも見られています。
初対面の人たちとその日に与えられたお題で短時間で話し、まとめないといけないので、様々な場合が想定されます。例えば、議論がストップしてしまった、対立する意見が出た、思った以上に早く終わってしまった、まとめる時間がなくなったなどです。その時に、どう他の人を巻き込んで早急に解決できるかという部分が評価されるポイントです。
◎タイプ
面接ではその人がどういう人かということを見ています。話し合いの中、グループディスカッションだからこそ伝わる人の性格があるのではないでしょうか。
【これはやってはいけない】
仕事は基本複数で進めていくものです。なので、一緒に仕事をしている人たちの雰囲気を悪くすることは、仕事がスムーズに進まなくなることに繋がります。
グループディスカッションでも、雰囲気を悪くすることはしてはいけません。例えば、以下のようなことです。
・話し合いの内容にそれたことを発言する
・相手を否定する発言をする
・何も発言しない
・自分だけ話す時間が長い
【グループディスカッションのテーマ例】
グループディスカッションはどんな話し合いのお題が与えられるのでしょう。主に、3つの傾向があります。例を紹介します。
【グループディスカッションは事前に練習すべき?】
グループディスカッションの練習は必要です。決められた時間、その場で与えられたお題で、初対面の人同士で議論をすることはあまりないですよね。
石川県でグループディスカッションを練習できる場所として、
・大学の就活支援室のイベント
・ジョブカフェ石川のイベント
があります。
【まとめ】
グループディスカッションの流れをつかんで、当日臨みましょう。